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適切な施術を受けるためにも事前の準備は必要です。
以下のことに気をつけてインプラント手術に臨みましょう。
身体が疲労して、手術に耐えるだけの体力がない状態で手術を迎えてしまうと、術後の傷が治りにくくなったり、傷口が炎症を起こすなど悪化する可能性があり、必要のない痛みを経験しなくてはならなくなります。
手術前の数日間は、栄養バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけ、できるだけストレスや疲労を溜めないようにしておきましょう。
タバコは身体の免疫力を下げるため、手術でできた傷口から感染が起こるリスクが高くなります。また、喫煙によって毛細血管が委縮し血液循環が悪くなるため、歯肉の状態が悪くなりインプラント周囲炎や歯周病を引き起こす要因のひとつとなります。
できるだけ、タバコを控えたり、これを機会として禁煙をしてみるのもおすすめします。
手術前には、感染予防のために抗生物質などを服薬する場合もあるので、手術前日は、禁酒しておきましょう。
もし、薬の服薬がない場合でも手術当日に気分が悪くなってしまう可能性もあるので、飲酒は控えましょう。
手術当日にも安全に手術を受けるために気をつけなければならない点が2つあります。
以下のことに気をつけて歯科に行きましょう。
手術当日の食事は、施術方法で異なってくるのですが、一般的に手術中の便意や嘔吐を防ぐため術前2~3時間前には済ませておきましょう。
ただし、静脈内鎮静法での手術の場合は、6~9時間前には絶飲食となります。担当医の指示に従いましょう。
時計やネックレス、ピアスなどのアクセサリーは、手術前に外さないといけないことが多いので、あらかじめ、付けていかないようにしましょう。
女性の場合は、メイクやネイルアートを落としておく必要もあります。
顔面消毒をしたり、唇の血色などで手術中の身体の状態を確認するので、予めしていかない方がよいでしょう。
手術後の口内はとても敏感です。そのため、普段行っている何気ない習慣にも気をつけなければなりません。
以下の5つのことに気をつけて術後に快適な生活を送りましょう。
インプラントを入れた部位の傷口が開いてしまったり、治りが遅れないように歯磨きの際には、インプラントした周辺に歯ブラシが当たったり、市販の歯磨き粉が付かないようにしましょう。
手術直後から2~3日は、うがいにも注意します。
一般的に手術した周囲の歯磨きができないので、歯磨きする代わりに洗口剤を処方されることがあります。
その洗口剤を勢いよくゆすいでしまうと傷口が開き、炎症を起こす可能性があります。
歯磨きやうがいは優しく行うようにしましょう。
手術後、傷口がある程度まで回復するには約2週間が必要とされています。
術後2週間は、熱いものや辛いもの、固いものなど歯や口内に刺激を与えるような食べ物は食べないように気をつけましょう。
飲酒も食事と同様、術後2週間は控えましょう。
特に術後2~3日は、痛みと腫れが強く出やすい時期なので、このタイミングで飲酒してしまうと痛みや腫れを悪化させてしまいます。
運動によって血行が良くなると、傷口から出血してしまう可能性があるため、術後2~3日は控えるようにしましょう。
入浴も同様に術後2~3日は、お湯に浸からずにシャワーでサッと済ませるようにしましょう。
手術直後から鎮痛剤や抗生物質を飲むことが多くありますが、身体に異常が出た場合は除き、医者の判断なしに無断で薬を飲むのをやめたり、量を減らすことなどはしないでください。
処方してもらった薬は、飲みきるようにしましょう。
【お読みください】
このサイトは、2019年6月の情報をもとに、インプラント治療が不安な方に向け東京都内のインプラント歯科を紹介しています。
※このサイトが定義する名医とは:
国内外のインプラント学会に属し、「指導医」「専門医」「認定医」に認定されている医師を取り上げています。
情報には正確性を期しておりますが、各治療の内容や費用の詳細、医療機関の最新の情報については、各公式サイトでご確認ください。
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【インプラント治療について】
・インプラントとは、基本的に無歯顎に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
術式や方法は口腔や骨の状態、希望によって異なります。
・副作用(リスク):手術が必要なため、痛み・腫れなど体へ・負担や感染症のリスクがある、全身疾患など持病がある場合対応できないことがあり、また治療費が高額となる可能性もあります。
・費用:1本あたり300,000円~400,000円(使う素材によって変わります)
・平均的な治療期間:6ヶ月前後
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「痛い」「怖い」イメージのあるインプラント治療ですが、現在は「体への負担やストレスを軽減する治療」も増えています。個人の状態によって可能な治療法は異なりますので、医師と相談する事をおすすめします。