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メンテナンスの方法は?

インプラントの維持に重要な、メンテナンスの方法について解説しています。

インプラントのメンテナンスの方法とは?

歯がキラキラしているイラスト

インプラントの埋入が成功すれば、まずはひと安心。天然の歯を取り戻したような感覚を得られるでしょう。

そんな素晴らしいインプラント治療ですが、治療後はメンテナンスをしてあげることがとても大切。メンテナンスによって快適な生活を保つだけでなく、インプラントの寿命を延ばすことができます。

ここでは、しっかり覚えておきたいインプラントのメンテナンスについてご紹介していきます。

なぜメンテナンスが必要なの?

インプラントは、ほかの歯と同じようにプラーク(細菌のかたまり)や歯石が蓄積してきます。プラークが原因で、歯肉や歯周組織が細菌感染を起こすことも。これを「インプラント周囲炎」と呼びます。

インプラント周囲炎は、天然歯でいうところの歯周病のようなもの。インプラントは天然歯と違って、細菌に抵抗する力が弱いので、炎症が急速に進行して重症化してしまうのです。

栄養不良・プラーク蓄積で起こるインプラント周囲炎に注意する

インプラント周囲炎とは、口内で細菌が増殖することで生じる病気です。インプラント後は食べる機会が増えやすく、細菌の繁殖がしやすい口内環境ができてしまうため、周囲炎のリスクが高まります。

また、糖質過多・ビタミン不足・血糖調整障害(糖尿病)・鉄欠乏など、現代人に多くみられる栄養の偏りも周囲炎を誘発するとされています。

周囲炎になると、歯の痛みや歯茎の腫れ、出血、歯茎が痩せるなどの症状がみられます。周囲炎は治療が必要で、放置してしまうとインプラント周囲の骨が少なくなってインプラントがグラつき、抜けてしまうこともあります。

周囲炎に気が付いたら、早めにインプラント治療をした歯科医院を受診しましょう。日頃からマメに歯を磨き、栄養バランスの良い食生活を心がけることでもインプラント周囲炎を予防しましょう。

セルフメンテナンスは難しい

「毎日ちゃんと歯磨きをすればいいんでしょう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、毎日丁寧に歯磨きをしても口の中の汚れは取りきれません。

もちろん、自分で口の中を清潔に保つことは必要です。それだけではメンテナンスが足りないので、定期的に医師のメンテナンスを受けることが大切なのです。

医師のメンテナンス

インプラントのメンテナンスは、日頃のケアに加えて、年に2~3回ほど歯科クリニックに通って受けるとよいでしょう。

インプラントや他の歯についた歯垢や歯石をクリーニングし、場合によっては、上部構造を外して洗浄してもらうことも必要です。

また、歯肉の腫れや炎症が起きていないか、インプラントがグラグラしていないかなど、インプラントや口腔内の状態を見ます。噛み合わせがきちんと合っているかのバランスチェックや、目視だけでは確認しきれないものはレントゲンでインプラントと骨の状態を見て、歯槽骨の炎症や骨吸収が起きていないかを確認します。

歯や歯茎の状態があまり良くない場合には、医師や歯科衛生士から歯磨きの方法や食生活についてのアドバイスを受けましょう。 メンテナンスの頻度は様々ですが、最低でも半年に1度は来院するようにしましょう。

効果的なセルフメンテナンス

自分で行うメンテナンスにも、効果を高める方法があります。「Dental Drug Delivery System」通称3DSは、自宅でもできる口腔内の除菌のためのマウスピース。

薬剤を塗ったマウスピースを歯磨きのあとに5分間装着することで、口腔内の細菌を減少させることができます。

食後に歯を磨く習慣をつけて、固い食べ物には気をつけよう

インプラントによって色々なものが自由に食べられるようになると、つい間食をしがちになるかもしれません。しかし食べる機会が増えると、それにともない口内のプラークも増えます。プラークは細菌を増殖させるため、インプラントを長持ちさせる上では大敵です。食事や間食の後は、できるだけ速やかに歯を磨くようにしましょう。

インプラントの大きなメリットのひとつは、咀嚼能力が回復することで何でも好きなものを食べられることです。しかし、非常に固い食べ物を食べる際には注意が必要です。

例えばナッツ類の殻や梅干しの種、飴や氷などを噛み砕いたりするのはインプラントだけでなく自分の歯も傷つけてしまうリスクがあるので控えましょう。フランスパンや堅焼きせんべいなどの固い食品を食べるときも注意して下さい。

部分的なインプラントであれば、その部分を避けて咀嚼するよう工夫することもできるでしょう。インプラントが広範囲に入っているなら、小さくして少しずつ食べるなどしてできるだけ負荷がかからないよう工夫しましょう。

口内環境を低下させる喫煙習慣を見直す

喫煙者のインプラント周囲炎の発症率は、非喫煙者と比較すると数倍高まることが指摘されています。たばこには骨とインプラントが結合しようとする力を弱くめ、免疫力を低下させて口腔内の感染症リスクを高めるといった悪影響があるため、インプラントの寿命を縮める大きな原因になります。

1.血管収縮作用でインプラントに必須の骨や歯茎を健康に保てない

タバコにはニコチンと一酸化炭素が含まれています。この一酸化炭素により血流が阻害され、十分な量の酸素が歯肉などに供給されなくなります。また、ニコチンも歯茎の血流を悪くします。

インプラント治療はインプラントを支えてくれる骨や歯茎がポイント。タバコを吸って血管が収縮することで栄養が行き届かず、インプラントがはずれやすい骨や歯茎になってしまいます。

口の中にできた傷も、血管が縮んでしまうことで治りにくくなります。

傷口から細菌などが侵入しても撃退することができなくなり、インプラント自体も細菌に感染する可能性が否めません。

2.唾液量が減少し、細菌が発生しやすい環境になる

タバコを吸っている人は血流悪化で唾液の分泌も減ってしまいます。

唾液は口の中に細菌が繁殖するのを抑える働きがあり、歯周病やインプラント周囲炎にかかりにくくするために大切な分泌液です。

唾液が十分に分泌されていないとインプラント手術後の傷の回復が遅くなります。

3.口腔内の病気に気づきにくい

タバコを吸っている人は、血流の流れが悪くなることで歯肉が黒くなり、炎症などの症状に気づきにくくなります。出血しにくくなったり赤くなったり、腫れっぽくなるなどの症状が現れにくいため、気づいたときにはもう歯がぐらぐらしているという状態になりがち。

炎症が進むと、歯茎だけではなく一度減ったら回復が難しい歯槽骨という部分にまで炎症が進んでしまいます。

また、歯の汚れにも気づきにくいです。

タバコのヤニが歯に付くことで、歯の汚れが常態化してしまいます。口臭の原因にもなるヤニ汚れによって、インプラント以外の残っている歯が虫歯になっても気づきにくくなります。

4.インプラントをうまく埋め込むことができなくなる

インプラントを埋め込むためには歯茎を切開し、骨に穴をあけます。

タバコを吸っていると術後の回復が遅くなるどころか、インプラント治療をした部分の炎症が進む可能性があります。最悪の場合、細菌に感染し、骨とインプラントの結合に失敗することもあります。

インプラントを埋め込めたとしてもすぐ抜け落ちるなどのトラブルに見舞われる可能性が高まります。

5.口腔がんの検査の必要あり

口腔内に悪性腫瘍、いわゆるがんができる原因としてタバコが挙げられています。口の中のがんの部位には舌や歯肉などがあり、外科手術や化学療法、放射線治療が行われます。

この放射線治療ですが、顎の骨にも当てることになり、骨が壊死するため、その後5年以上はインプラント治療ができなくなります。

インプラントにトラブルがあり再度埋め込みをしなければならない場合などに治療ができなくなってしまうので、喫煙者は定期的に口の中のがん検査をする必要があります。

6.喫煙習慣をなくしたうえで、非喫煙者よりも通院を増やすことが大切

たばこの本数を減らすか、できれば禁煙することもインプラントを長持ちさせるための効果的な手段です。

また、周囲炎のおきやすい喫煙者は通常年1~2回程度で済む定期メンテナンスを2ヶ月に1回にするなど、メンテナンスの機会を増やしておくことで失敗を防ぐことができます。

主治医から指示があるので、必ず指示に従って通うようにしましょう。

睡眠中の歯ぎしりや食いしばりの対策をする

家族に指摘されることで気づく睡眠中の歯ぎしりや食いしばり。程度の差こそあれ、自覚していなくても80%の人が睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしていると言われています。

本物の歯には、根本部分をクッションのように覆う「歯根膜」という組織があり、強く噛んだり食いしばったりする力に柔軟に対応していますが、インプラントには歯根膜がないので、噛む力が直接伝わってしまいます。

歯ぎしりや食いしばりの負荷を受けやすく、インプラントの人工歯部分をすり減らしてしまうのです。 深刻な場合には睡眠時用のマウスピースを装着して眠るなど、長持ちさせるために対策をしておきましょう。

大切なのは安さより寿命!インプラント・ブリッジ・入れ歯の特徴

自分身体の一部として一生涯付き合っていく歯の治療については、費用の安さだけでなく寿命やそれぞれの特徴よく吟味して適切な方法を選ぶ必要がありますよね。

義歯として用いられる代表的な3種類「インプラント・ブリッジ・入れ歯」それぞれの特長や寿命、メリット・デメリットを比較してみましょう。

安価で衛生的でも咀嚼力が劣ってしまう「入れ歯」

入れ歯には、総入れ歯と部分入れ歯があります。

ブリッジやインプラントと異なる点として、歯の土台部分は歯茎によく似た見た目・質感になるようアクリル樹脂などで形成しています。歯茎に吸着させて装着するのが一般的です。

歯の素材は、セラミック製またはアクリル樹脂製が代表的です。セラミックは見た目と質感の点で自然な歯にとても近く、輝く白い歯を再現できる素材ですが、若干欠けやすくアクリル樹脂製に比べて耐久性が劣るという特徴があります。

アクリル樹脂製の歯は基本的には丈夫ですが、セラミックに比べて軟らかいため経年劣化のスピードが早いという特徴があります。

おもなメリット・デメリット、また平均的な寿命は以下の通りです。

メリット

保険適用が可能なため、義歯の中では安価。

自分で簡単に脱着可能なため、隅々まで洗浄できて常に衛生的。

デメリット

噛む力が天然歯の20%~40%程度まで落ちる。硬いものや大きいもの、くっつきやすいものの咀嚼が難しくなる。

総入れ歯などで歯茎の大部分を覆うことで味覚が薄れる場合がある。

平均寿命

約6~8年とされている。歯茎や顎の骨の痩せ具合による。

短期間で治療可能でも奥歯に白い歯は入れられない「ブリッジ」

歯を1本失った場合に、両隣の歯を削って土台とし、橋をかけるように人工の歯を差し込む方法です。

治療の様相が、あたかも歯と歯に橋渡しするかのように見えることから「ブリッジ」と呼ばれています。

ブリッジは保険適用のため安価で治療可能です。ブリッジが様々な理由で適用不可能な場合に、次の手段として部分入れ歯を検討すること

が多くなります。

ただし、保険適用でブリッジを入れる場合、普通の白い歯を入れられるのは前歯から数えて3番目の歯「犬歯」までとなります。4番目からは原則として銀歯など金属の歯となります。

メリット

2週間からの短期間で治療可能。保険適用のため安価。

デメリット

両隣の歯を大幅に削る必要があり、負担をかける。

脱着できないため、入念な歯磨きや手入れが必須。噛む力は天然歯のおよそ60%程度に落ちる。

笑った時に見える位置の歯でも、金属の歯しか入れられないことがある。

平均寿命

約8年~10年。顎の骨の痩せ具合と、両隣の歯の健康状態による。

費用は高額でも長寿命で口内環境への影響が少ない「インプラント」

インプラントは、入れ歯やブリッジの弱点をすべてカバーする治療方法になります。

インプラントとは人工歯根を埋め込み、その上に人工歯冠を取りつける治療方法です。

噛む力・噛み心地・見た目・周りの歯への影響など、入れ歯やブリッジでは解消できないマイナス面もインプラントであれば心配要りません。

インプラント治療の際に多くの人が一番気がかりに思う点は費用でしょう。

インプラントは、確かに他の治療法よりはるかに高額です。しかし口内の総合的な健康保持や耐久性など、費用の高さをメリットが優に上回る点も特長のひとつです。

費用だけでなく、メリット・デメリット、寿命なども総合的に考慮して治療法を決定しましょう。

メリット

見た目、噛む力、噛み心地などが天然歯とほとんど変わらない。

顎の骨を吸収しないため、骨が痩せる心配がない。

周囲の歯に悪影響を与えないため、新たな虫歯や歯茎の痩せなどを起こすリスクが低い。

デメリット

保険適用外のため、治療費が高額。

脱着できないため入念なメンテナンスが必要で、状況次第では歯周病の原因となることも。

治療期間は3カ月~、治療費は1本あたり30万円~と、治療期間が長く費用は高額。

平均寿命

メンテナンスが行き届いていれば30年以上と非常に長寿命。

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